~琉球沖縄に伝わる民話~

『球陽外巻・遺老説伝』より、第109話。


燃える土(もえるつち)


 あまり知られてはいませんが、中頭(なかがみ)の具志川、安慶名邑(あげなむら)に、実(じつ)に珍(めず)らしい土地があります。
 大(たい)して広い場所ではないものの、一度(ひとたび)その地に火を放(はな)てば、その周辺(しゅうへん)は一面、まるで火の海の地獄と化(か)し、七日、八日はおろか、三十日、四十日と全(まった)く勢(いきお)いが衰(おとろ)えることなく燃(も)え上がり、天を焦(こ)がし続けるとのことです。
 そこで邑(むら)の人々は其(そ)の場所に、火だけは決して近づけぬよう、細心(さいしん)の用心を怠(おこた)らないようになったとのことです。


※注
【中頭】(なかがみ)中頭郡は、かつては中頭方といわれ、具志川間切・美里間切・与那城間切・勝連間切・越来間切・中城間切・読谷山間切・北谷間切・宜野湾間切・浦添間切・西原間切)などを抱(かか)えていた。
【具志川】(ぐしかわ)具志川の以前の発音は「ぐしちゃー」など。具志川間切。
【安慶名邑】(あげなそん)安慶名村。安慶名の以前の発音は「あぎな」など。


Posted by 横浜のtoshi





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はいさい、今日(ちゅう)拝(うが)なびら。

沖縄には、「今晩は」という挨拶が、
宮古の「さりー」しかないので、困ってしまいます。

もうスーさんは、がちまやーなんだから。

えっ?それはあなたじゃないの?って。
何で知ってるの!僕が沖縄一のアグー人間を目指してるって!

僕が安慶名というと、やっぱり闘牛場かな。
看板につられて寄って見たものの、実際は、見られませんでしたが。

燃える土に関する情報は、
残念ながら、場所も情報も、調べることが出来ませんでした。
だから、土が石油系なのかは不明です。

液体やガスが染み込んでいる土なのか、
石炭はじめ、様々な燃える鉱物なのかは、不明です。

「安慶名交差点、美味しいてんぷら屋さん」、頭に入れました。

でもむしろ僕は、コザの「てんぷら屋さん」が直ぐ浮かびましたが。
もちろん、沖縄の、あちらこちらの、てんぷら屋さんも。
この間食べた、名護漁港の食堂の、揚げたての天麩羅、美味しかったなぁ。
奥武島のモズクの天麩羅は、言うに及ばず(笑)。

コメント、にふぇーでーびる。
では。
Posted by 横浜のtoshi横浜のtoshi at 2010年08月12日 23:12


今晩は(^^)

3年前に安慶名交差点からしばらく行ったところの北丘自動車学校の合宿免許で免許取得しましたよ。

燃える土とは、土に石油系?なのが含有しているのですかね?
昔の人はさぞかし、驚いたことでしょうね?

ところで、安慶名交差点に美味しいてんぷら屋さんありますね。
あっ!すみません!食い気満開で(笑)
Posted by スーさん at 2010年08月12日 21:55


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