ゆいまーるとは?
はいさい、今日拝なびら。
質問を受けたので、説明してみます。
前にも書いた気がするのですが、
見つけるより書いた方が早そうなので書きます。
「結・結い=ゆい」は、
元々、農業から起こった言葉とされています。
もちろん異説、つまり、違う説もあります。
意味ですが、田植えや畑仕事、
また、家の屋根の葺き替え作業といった際、
たくさんの労働力が必要なわけで、
それを、共同で労働する事を「ゆい」といいました。
「ゆい」は「もやい」とも、使われる場合がありますが、
正確には最初、
「ゆい」と「もやい」は、微妙に違っていたようです。
「ゆい」
~共同体の人々や集落などとは関係なく、
約束に基づいて一緒に物事を行う。
そのつどの見返りは求めない場合も多い。
「もやい」
~共同体の人々や集落の者達で、
一緒に物事を行う。
また、共同体としての財産をさす場合も。
さて、沖縄でも、
琉球時代の古くからすでに、
「ゆい」や「もやい」の習慣があった事は、
確認されています。
「ゆいまーる/いーまーる」という言葉が生まれ、
この場合の「ゆい」は、
共同とか、一緒に協力して働くという意味で、
「まーる」は、「まわる」からきた「順番」の意味です。
したがって、
「ゆいまーる/いーまーる」は、
相互を扶助する行為を順番に行うという意味でした。
そして、いつしか、
「ゆい」と「もやい」二つの言葉の境界が曖昧になり、
また、農業以外の場でも、
広く使われるようになったようです。
特に、「ゆいまーる/いーまーる」で、
個人的に注目している素適な点があります。
琉球沖縄語の「ゆいまーる/いーまーる」の場合、
お互いに助け合う関係を結ぶことを通して、
家族と同じように長い付き合いをしましょうという、
とても素晴らしい意味を含んでいる点です。
お気づきの方も多いと思いますが、
「模合」は「もやい」からきたと想像できます。
琉球時代には「むえー」と発音し、
「寄合」ともいわれました。
くれぐれも沖縄で、
「彼と僕は、同じユーレーさ~」と聞いても、
化けて出た訳ではありませんから、驚かないで下さい。
たましぬぎたん(驚く)の場合はすぐ、おばーの魂込みを。
なお、例えば本州の、
「無尽講」、「頼母子講」もまた、
地域の互助のしくみであり、
かつては日本やアジアに、たくさんありました。
互助は字のごとく、互いに助けあうことです。
あくまでお互いにですから、
一方的なものだったり、相手を騙したり、
人に嘘をついたり、
金儲けとは、性質を異にします。
では。
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