はいさい、今日 拝 なびら。
去年から仕事が忙しすぎる上、このところますます忙しくて、すっかり民話の訳が進んでいません。それでも、いつでも再開できるよう、辞書のメンテナンスは、終わらせてあります。
ところで、沖縄の知人から「はいさい」「はいたい」の語源を教えて下さいというメールが来ました。
実は私、語源をよく知りません。
そのうちに調べてみる事にします。
ただ、以下のことを伝える予定。
もちろん、「はいさい」が男性、「はいたい」が女性の使う、「こんにちは」の意の挨拶言葉です。
以前のことですが、私は首里で、ある年配の女性に「はいさい、今日 拝 なびら」と挨拶をしたところ、嫌な顔をされてしまいました。
理由を聞いてみたところ、答えは簡単で、「 『はいさい』、『はいたい』という言葉は、平民・庶民の言葉なのであって、士族や王族といった人に使うと、とても失礼」だという事でした。
ご存じの通り、王族・士族系の方々の多くは今もなお、時間厳守、約束厳守の人が多く、子どもに島草履を履かさないきちんとした家庭なのは、今更言うまでもありません。
なるほど、なるほど。
ところがすぐに、この話についてある那覇の人に聞いてみたところ、違う答えが返ってきました。
そこで続けて、那覇のご年配の何人かに同様に質問してみたところ、みな答えは同じで、那覇では「 『はいさい』、『はいたい』は、目上の人に挨拶する時に、昔からふつうに使います」と、みなさん、おっしゃるではありませんか。
さらに、たまたま、それから行った南風原のある地域では、「はい」とだけ言い、男性への敬称「さい」、女性への敬称「たい」という敬語は、ほとんど使わないとか。
つまり、首里では使えず、那覇では使えて、南風原では使わない?
どういうことだ???
というわけで、とにもかくにも、明日からの沖縄の暮らしでの挨拶をどうにかしようと頭をひねって、考えついたのは、挨拶の前に、「まーから、めんそーちゃがやー(どちらからいらっしゃいました)」などと聞くのが、どうも良さそうだ、その時、そう結論したのでした。
めでたし、めでたし。
沖縄は、奥が深い・・・・・・
去年から仕事が忙しすぎる上、このところますます忙しくて、すっかり民話の訳が進んでいません。それでも、いつでも再開できるよう、辞書のメンテナンスは、終わらせてあります。
ところで、沖縄の知人から「はいさい」「はいたい」の語源を教えて下さいというメールが来ました。
実は私、語源をよく知りません。
そのうちに調べてみる事にします。
ただ、以下のことを伝える予定。
もちろん、「はいさい」が男性、「はいたい」が女性の使う、「こんにちは」の意の挨拶言葉です。
以前のことですが、私は首里で、ある年配の女性に「はいさい、
理由を聞いてみたところ、答えは簡単で、「 『はいさい』、『はいたい』という言葉は、平民・庶民の言葉なのであって、士族や王族といった人に使うと、とても失礼」だという事でした。
ご存じの通り、王族・士族系の方々の多くは今もなお、時間厳守、約束厳守の人が多く、子どもに島草履を履かさないきちんとした家庭なのは、今更言うまでもありません。
なるほど、なるほど。
ところがすぐに、この話についてある那覇の人に聞いてみたところ、違う答えが返ってきました。
そこで続けて、那覇のご年配の何人かに同様に質問してみたところ、みな答えは同じで、那覇では「 『はいさい』、『はいたい』は、目上の人に挨拶する時に、昔からふつうに使います」と、みなさん、おっしゃるではありませんか。
さらに、たまたま、それから行った南風原のある地域では、「はい」とだけ言い、男性への敬称「さい」、女性への敬称「たい」という敬語は、ほとんど使わないとか。
つまり、首里では使えず、那覇では使えて、南風原では使わない?
どういうことだ???
というわけで、とにもかくにも、明日からの沖縄の暮らしでの挨拶をどうにかしようと頭をひねって、考えついたのは、挨拶の前に、「まーから、めんそーちゃがやー(どちらからいらっしゃいました)」などと聞くのが、どうも良さそうだ、その時、そう結論したのでした。
めでたし、めでたし。
沖縄は、奥が深い・・・・・・
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