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琉球沖縄を旅して~第1回・伊是名島~

2011年01月11日

Posted by 横浜のトシ at 20:20│Comments(8)沖縄の旅

みんなで楽しもう!
~琉球沖縄を旅して~

 
 はいさい、今日(ちゅう)(うが)なびら。
 みなさん、こんにちは。

 よく行く沖縄の旅を、
昨年(さくねん)後半(こうはん)はぐっとこらえてお金を貯(た)め、
今回、沖縄本島の周辺(しゅうへん)で残(のこ)っていた、
行っていなかった島々(しまじま)を、旅してきました。

 その時の話を、
聞きたいというリクエストを頂(いただ)いたので、
簡単(かんたん)ですが、記憶(きおく)の新しいうちに、
報告(ほうこく)させて、頂(いただ)きます。

 なお、回った所すべてを書いては、
きりがありませんので、
島ごとに、てぃーち、たーち。

 いつもの民話(みんわ)は、
その後に再開(さいかい)(いた)します。

 今回の旅で、初めてお会いした、
南大東(みなみだいとう)島・親善大使(しんぜんたいし)の、
吉澤直美さんや、
離島の特産品を販売(はんばい)する、
『島人ぬ宝プラザ』の方々(かたがた)には、
経験では、とても及(およ)びません。

 あくまで、個人的(こじんてき)な感想(かんそう)などを、
少し書いてみたいと思います。

 吉澤直美サンは、
(ほとんど)の沖縄離島を、旅(たび)した方(かた)です。
 沖縄に関する知識も豊富(ほうふ)でいらっしゃいます。
http://okinawashikaiya2.ti-da.net/

 『島人ぬ宝プラザ』、通称(つうしょう)シマプラは、
国際通り店と、あしびなー店があります。
国際通り店長の本間さんや、
離島活性化支援事業部&ブログ担当の宮前さんも、
離島の知識や情報が豊富(ほうふ)でいらっしゃいます。
 シマプラには、離島のパンフレットが揃(そろ)っている上、
実際に島を訪(おとず)れて目にするお土産(みやげ)より、
(はる)かに品々(しなじな)が揃(そろ)っている気がします。
 私は旅の最後に訪問(ほうもん)し、
先に行けば良かったと後悔(こうかい)しました。
http://ocean21.ti-da.net/
 離島に行く前などに、
まずブログを訪(おとず)れてみては如何(いかが)でしょうか。

 今回、沖縄18日間の中で行った離島は、
2泊3日ずつ伊是名(いぜな)島・伊平屋(いへや)島に、
そして、日帰りで、
津堅(つけん)島・久高(くだか)島・粟国(あぐに)島に行きました。



伊是名島(いぜなじま)


 ときわの島、とも呼ばれる伊是名島(いぜなじま)は、
沖縄本島(ほんとう)の、西(にし)の上(うえ)にあります。
 また周囲(しゅうい)には、無人島(むじんとう)の、
屋那覇(やなは)島・具志川(ぐしかわ)島・降神(うるがみ)島が、
あります。

 伊是名(いぜな)島と、伊平屋(いへや)島に行くには、
運天港(うんてんこう)から、それぞれフェリーが出ています。
 伊是名(いぜな)島の仲田(なかだ)港から、
今帰仁(なきじん)にある運天(うんてん)港まで、
通常(つうじょう)、フェリーが1日2往復(おうふく)しています。
 時間にして55分の旅。
 映画『涙(なだ)そうそう』で、兄を訪(たず)ねてやってくる、
(いもうと)カオル(長沢まさみ)が乗る、あの船です。
沖縄のフェリーで最速(さいそく)とのことです。

 伊是名と伊平屋、二つの島は隣(とな)り同士(どうし)で、
事前(じぜん)に、前田渡船(とせん)でチャーターすれば、
伊平名島に橋で繋(つな)がる、野甫(のほ)島に、
(わた)る事が出来(でき)て、便利(べんり)です。
(ただ)し、
野甫(のほ)島から移動する足(あし)を考えておきましょう。

 ちなみに伊平屋島と野甫島を繋(つな)ぐ橋の下の海は、
古宇利島(こうり)島に似(に)て、とっても綺麗(きれい)です。

 今回、私は、中型のビックスクーターでの旅のため、
伊是名島から運天港に戻(もど)り、
(とな)りの伊平屋島行きのフェリーに、
(の)り換(か)えました(殆(ほとん)ど余裕(よゆう)はありません)

 今年3月まで無料化実験中(むりょうかじっけんちゅう)のため、
沖縄本島の高速道路(こうそくどうろ)は、無料(むりょう)でした。

 伊是名(いぜな)島は、
琉球王統(おうとう)発祥(はっしょう)の地(ち)として有名です。

 琉球国(りゅうきゅうこく)の時代は、
大きく二つの時期(じき)に分(わ)けられます。
 それは、第一尚氏(しょうし)王統(おうとう)の時期(じき)と、
第二尚氏(しょうし)王統(おうとう)の時期です。

 第一尚氏~王は7代、63年間。
 第二尚氏~王は19代、409年間。

 琉球国は、尚思紹(しょう・ししょう/初代国王)
尚巴志(しょうはし/二代国王)親子(おやこ)
三つに分かれていた沖縄本島の三山(さんざん)
北山(ほくざん)、中山(ちゅうざん)、南山(なんざん)を統一(とういつ)
(※尚巴志が正式な初代琉球国王。また事実上、統一したのも尚巴志)

 尚思紹の父、尚巴志の祖父(そふ)が、
佐銘川大主(鮫川大主/さめかわ・うふぬし/うふしゅ)です。
 伊平屋島生まれの佐銘川大主は、伊是名島に渡り、
(さら)に、沖縄本島に来て大城按司(あじ)の娘と結婚。
 佐敷(さしき)(ぐすく)を任(まか)されたと伝わります。

 伊是名島はまた、琉球国、第二尚氏の始祖(しそ)
尚圓(圓=円/金丸(かなまる))が生まれた島でもあります。

 そんなわけで、
琉球国の時代、伊是名島と伊平屋島は、
琉球王統(おうとう)発祥(はっしょう)の地として、
王府(おうふ)の直轄領(ちょっかつりょう)でした。

 映画『さんかく山のマジルー』は、この島で撮影(さつえい)されました。
 作品では、世嘉富島(ゆがふじま)という名ですが、
ロケ地には、手作りの、よく出来た看板が立っています。

 この「さんかく山」こそ、
難攻不落(なんこうふらく)とされ、民話でも有名な、
伊是名城(いぜな・ぐくす)(あと)の山です。
見る方向によって、まさに三角でした。

 北側(きたがわ)の山麓(さんろく)の崖下(がけした)に、
かの有名な、伊是名玉御殿( たまうどぅん)があります。
 尚真(しょうしん)王の時代、首里の玉御殿に似せて、
(つく)られたと言われています。
 また言い伝えでは、
勢理客(じっちゃく)の、ウツタグチテランソウにあったのが、
仲田のナガサウ原に移(うつ)され、
(さら)に、
そこから現在の場所に移されたと伝わっています。

 今回、伊是名島で最も行きたかったのは、
伊是名城と伊是名玉御殿でした。

 現地の方がいれば、伊是名城の山に登れますが、
途中(とちゅう)、危険な所もあるとのこと。
 天候(てんこう)に恵(めぐ)まれず、残念(ざんねん)ながら、
(のぼ)る事が出来ませんでした。

 なお、伊是名ふれあい民俗館(みんぞくかん)で、
伊是名島の歴史を知ることが出来ます。
 入ると、受付の方がビデオを流して下さいました。

 その他、尚圓(しょうえん)王生誕(せいたん)地「みほそ所」、
海ギタラ陸(アギ)ギタラ、
山の頂上の拝所アハラ嶽とウバメガシはじめ、
色々と回ってきました。

 なお、仲田港で、レンタカーが借りられます。

 最後に、私の感覚として伊是名島は、丸い島であり、
着いた港から向かって、左手前が自然の残る山々。
残る部分は、平坦というより中央が少し高い島でした。

伊是名島について、もう少し知りたい方は、
HPの以下などいかがでしょうか。
http://www.ne.jp/asahi/shimanokaze/izena/contents.html

つづく。


Posted by 横浜のtoshi




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宮前さん、店長はじめ、シマプラのみなさん。こんにちは。

この間は離島を旅して、
お土産を買って来て、
旅の最後にシマプラにお寄りしたら、
全部、あるどころか、
島で見かけなかった物まであって、とても驚きました。

粟国島で、かりんとうを食べ、
また、
お土産にも買って来たのですが、
3種類あって、粟国島のお土産なので、全部「粟国塩使用」にしたんです。

ところが、
吉澤直美さんが、
違う種類の方が、もっと美味しいとおっしゃる。

知ったところで、
かりんとう買いに、粟国島まで、行くわけにも行きません。

でも、シマプラさんのお陰で、後の2種類を購入できました。

確かに、直美さんの言う通りでした。
もちろん、どれも美味しいですが。

沖縄の離島商品の、品揃えだけでも凄いのに、
島々のパンフレットまで、きちんと用意されていて、
とても驚きました。

みなさん一丸となって、ますます頑張って、活躍されて下さいね。

本間店長おすすめの、例のアレ、まだ食べてないんです。
週末に、食べる計画です。また、食べたら報告しますね。

沖縄の離島は、自然や文化、そして何より、人が違って、実に様々。

一度行くと、また行きたくなる島がありながら、
他の、まだ行ったことのない島にも、行ってみたい誘惑が。
ブログで、勉強させて頂きま~す。今後とも、宜しく御願いします。

それと、教えて頂いた久高島情報のお話、
久高島の時に、紹介させていただきますね。

あしびなー店のみなさん、国際通りの店のみなさん、ありがとうございました。
宮前さん、では。
Posted by 横浜のtoshi横浜のtoshi at 2011年01月13日 06:55


toshiさん!お店を紹介していただきありがとうございました!

今度宮古に行く時は必ず行く前に店によってくださいね!

お待ちしておりま~す!

宮前
Posted by 沖縄離島共同市場『島人ぬ宝プラザ』(略してシマプラ)沖縄離島共同市場『島人ぬ宝プラザ』(略してシマプラ) at 2011年01月13日 01:15


なんですと! 直美さん、登ったの?

次は、是非、直美さんの家来として、おともします。
今日から、家来1号に、なりまする。

ああ忘れてた。
今や入手困難な『パイナップルツアーズ』のDVD。
この間、やっとのことで、手に入れました。

それから、
沖縄県立美術館の、比嘉さんの写真展。

今回のために作られた、限定写真集。書店未発売。

早くに売り切れて、入手困難とか。

手に入れちゃったもんね~。

どうやったのかって?

横浜から、わざわざ見に来たのにって、
売店のおばちゃんに、泣きつきました~。

しかも、雨が降ってて、びちゃびちゃだった僕。

かわいそうに思ったのか、
そうしたら調べてくれて、
キャンセルの人が出そうだって。
それで、いろいろ連絡してくれて、手に入れました~。

ノロやツカサの、本物の写真。
ユタじゃ、ああはいかないサー。
Posted by 横浜のtoshi横浜のtoshi at 2011年01月12日 21:15


私のご紹介入りでの掲載
ありがとうございます!

伊是名島の城山の頂上にぜひ次回はきっと行けますように!
ちなみにー私もやってみて出来ましたから(^^)晴れていた日でした!

沖縄映画の「パイナップルツアーズ」も伊是名で撮影されたもので
見直してもおもしろいですよー!
Posted by 吉澤直美・南大東島観光大使 at 2011年01月12日 17:26


かおるサン、東生サンには、
言葉にし尽くせぬほど、今回、お世話になりました。

若若しいのではなく、成長が止まっているだけのことです。

私こそ、みなさんのお陰で、楽しい時間を過ごせました。
ありがとうございます。

かおるサンとルミさんという大人の女性、若々しく元気な女性陣。
我々、男は、座っているだけで楽しかった。しかも、楽でいい。

吉澤直美さんとの、会話のやり取りですか?
個人的には、防戦一方だったって、記憶しているんですが。
彼女には、かないません。
もしも、あの時、団子くれたら、間違いなく、子分になってました。

そう言えば、北大東島に、
直美さんが、上陸できない夢、あれから何度か、見た気がします。

それと、
直美さんから、
沖縄では、苗字でなく、名前で呼ぶと教えられ、
へぇ~、そうなんだと納得しかかったら、
東生さんが、
僕は、苗字で呼ばれているというくだりが、
ツボにはまってしまって、宿に戻って思い出しては、笑ってました。

セコムとアルソックにも会えたし、
みなさん人間と交流できて、よかったよかった。

あのまま、ウタキや拝所ばかり回って、森の中ばかり探検していたら、
あやうくキジムナーになっていたやも、知れません。
最近、ガジュマルの老木を見ると、妙に、安心感を覚えるんです。

こちらこそ、また、ブログ、遊びに行かせて頂きま~す。
本当に今回は、いろいろありがとうございました。
では。
Posted by 横浜のtoshi横浜のtoshi at 2011年01月12日 12:58


お世話になりました。横浜のtoshiさん

私もルミさんと同じで若若しいtoshiさんに驚きました。

toshiさんのお陰で楽しい時間を皆さんと過ごせました。

吉澤直美さんの会話のやり取りもおもしろかった。

沢山のお土産と泡盛有難うございました。

ブログ楽しく読ませたもらいますね。
Posted by セコムセコム at 2011年01月12日 12:12


ルミさん。はいさい、今日(ちゅー)拝(うが)なびら。

今回は、何とか強引に旅し、
いよいよ、宮古方面を考えようと思っています。

宮古は、島々による、地域差があるとのこと。
民話にとって、それは興味がひかれるということです。

言葉の問題もありますが、
少しずつ、学んでいきたいものです。

私の方は、
ルミさんが想像していた通りの方でしたので、
お会いして、やはり、凄い方だと思いました。

ルミさんの知的で独特の個性と雰囲気は、
真似して身に付くものではなく、
私も、
もう少し、お行儀のいい大人にならなくてはと思ったり、しました。

ただ、思ったのも束の間、男の世界に戻ると、また元の自分に。

沖縄に生まれ育った人にとって、
地元のことで、知らない事ばかりなのは、当たり前なんです。

その理由ですが、
たとえば、民話の場合、まず、数がとても多いということ。

点在する島の数が多い点、
かつて地域ごとの移動が制限されていた点、
その他、いろいろな理由が、あげられますが、とにかく多いです。

でも、忘れ去られる話があるなんて、
もったいないと思ってしまうんです。

一方、善いか悪いかわかりませんが、
昔の沖縄や奄美なら、自分の地域で生きていくためのものだけ知っていれば、
良かったともいえます。

若者の読者離れは、
沖縄であろうと、どこであろうと、同じことです。
ただ、大人が先で、子どもが続きます。

それでいて、大人も、子どもも、
実際は、本や物語が好きな人が、少なくありません。

いずれにせよ、
先ずは、しっかり自分が、学び続けなければと思う今日此の頃です。

ルミさんから頂戴した民話の本、ありがとうございました。
知らない話ばかりで驚きました。

貴重な本を頂戴して、天にも昇る思い・・・・・・。

あっ! いけない! 失礼しました。
沖縄で、天に昇れるのは、天女だけでした。

こちらこそ、いつもありがとうございます。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
では。
Posted by 横浜のtoshi at 2011年01月12日 12:08


横浜のtoshiさん
おはようございます
沖縄の旅…雨、寒さもあり大変な事もあったと思いますが…
ほぼ計画はこなせたようで良かったですね
お疲れ様でした。
初めてお逢い出来、嬉しかったですイメージしていたよりずーっとお若いのでビックリ(笑)
優しい笑顔が印象的でした。
toshiさんの沖縄旅行のおかげでたくさんの方とも集えて嬉しい出逢いに感謝楽しい時間も過ごせて嬉しかったです
粟国の塩入りようかん(沖縄県知事賞受賞)もありがとうございました。美味しかったですよ
沖縄に生まれ育ちましたが、地元のことを知らない事が 分かりました
少しずつ勉強していきたいと思います。
これからもよろしくお願いしたします
Posted by ルミ at 2011年01月12日 10:21


コメント以外の目的が急増し、承認後、受け付ける設定に変更致しました。今しばらくお待ち下さい。

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