みんなで楽しもう!
~琉球沖縄の、先祖から伝わってきたお話~
~琉球沖縄の、先祖から伝わってきたお話~
奄美・沖縄本島・沖縄先島の伝説より、第143話。
むかし
そんなある
ところで、それから
せめて
※この話の参考とした話
①柳田~「鰻淵」
②奄美・鹿児島県大島郡徳之島町~『徳之島民話集』
③奄美・鹿児島県大島郡徳之島町母間~
「奄美民俗」3号
Copyright (C) 横浜のtoshi All Rights Reserved.
●伝承地
①柳田~「鰻淵」
②奄美・鹿児島県大島郡徳之島町~かつての母間村の中央を流れる福川という小川のよどみに大うなぎの住みかがありました。そこに住みつく主は、一匹が姿を消すと、またすぐ後継ぎの一匹が現われました。そして、これら代々の主はいずれも重さ七、八キロはあろうかと思われる大うなぎばかりでありました。村人たちは、この跡を絶やすことなく必ず現われる代々の大うなぎを「ウナンギャナシ=うなぎの神様」だと信じ、手厚く保護していたのだそうです。ある日のこと、母間村で大火事が起こりました。火の手は見る見るうちに村中に広がり手のつけようがありません。人びとが、「あれよ! あれよ!」と言いながらあわてふためき右往左往している間に大うなぎの住みか近くまでも燃え移ってきました。ちょうどこの時です。住みかから小川の中央に飛び出してきた大うなぎが盛んに尾びれを動かし、しぶきをあげました。すると、不思議なことに今までめらめら燃えさかっていた火は、たちまち消えたのだそうです。ところで、現在では福川の汚染がひどく、ウナンギャナシの姿は見あたりません。代々の大うなぎが住みかとしたよどみも上流から流れ込んだ土砂で埋まっています。(『徳之島民話集』)
③奄美・鹿児島県大島郡徳之島町母間~母間の麦旧で大火があった。その時、ふっこ(福川)の付近の家が七・八軒で全焼という時に川からうなんぎやなし(うなぎ)がでてきて、大きな尾で水をかけたのでこれらの家は助かった。(「奄美民俗」3号)
①柳田~「鰻淵」
②奄美・鹿児島県大島郡徳之島町~かつての母間村の中央を流れる福川という小川のよどみに大うなぎの住みかがありました。そこに住みつく主は、一匹が姿を消すと、またすぐ後継ぎの一匹が現われました。そして、これら代々の主はいずれも重さ七、八キロはあろうかと思われる大うなぎばかりでありました。村人たちは、この跡を絶やすことなく必ず現われる代々の大うなぎを「ウナンギャナシ=うなぎの神様」だと信じ、手厚く保護していたのだそうです。ある日のこと、母間村で大火事が起こりました。火の手は見る見るうちに村中に広がり手のつけようがありません。人びとが、「あれよ! あれよ!」と言いながらあわてふためき右往左往している間に大うなぎの住みか近くまでも燃え移ってきました。ちょうどこの時です。住みかから小川の中央に飛び出してきた大うなぎが盛んに尾びれを動かし、しぶきをあげました。すると、不思議なことに今までめらめら燃えさかっていた火は、たちまち消えたのだそうです。ところで、現在では福川の汚染がひどく、ウナンギャナシの姿は見あたりません。代々の大うなぎが住みかとしたよどみも上流から流れ込んだ土砂で埋まっています。(『徳之島民話集』)
③奄美・鹿児島県大島郡徳之島町母間~母間の麦旧で大火があった。その時、ふっこ(福川)の付近の家が七・八軒で全焼という時に川からうなんぎやなし(うなぎ)がでてきて、大きな尾で水をかけたのでこれらの家は助かった。(「奄美民俗」3号)
コメント以外の目的が急増し、承認後、受け付ける設定に変更致しました。今しばらくお待ち下さい。
「琉球沖縄の伝説・奄美編」 新着20件 → 目次(サイトマップ) 設置方法 |