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~琉球沖縄の、先祖から伝わってきたお話~
~琉球沖縄の、先祖から伝わってきたお話~
奄美・沖縄本島・沖縄先島の伝説より、第187話。
むかし
この
それとは
しかしながら、この
ある
それからというもの、
ある
すると
「
その
なお
※この話の参考とした話
①沖縄本島・沖縄県島尻郡南風原町神里~『ふるさとの民語 南風原町』第一集
②沖縄本島・沖縄県島尻郡渡嘉敷村前島~渡嘉敷村史別冊『とかしきの民話』
③沖縄本島・沖縄県国頭郡宜野座村福山~『宜野座村の民話』下巻〈伝説編〉
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●伝承地
①沖縄本島・沖縄県島尻郡南風原町神里~部落側にお墓があるそうですがねえ。この方は木田大屋といって、首里の王様に仕えたそうですよ。そして、とても頭がきれるし、ある程度霊感があったんでしょうねえ。占いみたいようにやったもんだから、皇太子が病気なったもんだから、王様がこの人を呼んで相談したところ、方方の御嶽とか、ああいうところ拝んだら良くなるからと言って、まあその通りやったら良くなったらしい。そしたら、この方は、王様にかわいがられたので、また、別の家来たちがこの人ばっかりかわいがられるといって、悪い心を起こしたんでしょうねえ。結局、いじめて、これを死刑にしてやろうと思って、一つのねずみを箱に入れてですね、この木田大屋に箱の中を見えないようにして、「このねずみは、結局、何匹おるか」と言うと、「三匹いますよ」とこの木田が答えた。別の人たちは、、一匹入れたんだから、てっきり一匹しかいないと思った。そう言ったもんだから、王様に、「この人は、うそをつくよ。一匹しか入れてないのに三匹と言うのは。これはうそをついて人をだましている」と言ったら、王様もとても怒った。昔は、首を切る死刑場は、安謝の港にあった。そこに連れて行って、死刑にしなさいと王様から命令受けて、これが死刑場に連れていかれてから、まあ、本当かうそかと開けてみたら、このねずみは、子どもを二匹生んで、結局三匹なったもんだから、王様はそれ聞いて、「早馬で早く行って、あの死刑するのを止めなさい」と言ったが、早馬で使いが行くまでに、木田大屋は、もう首を打たれてしまってですねえ、王様はとても悲しんで、自分が悪かったと、この人をわざわざ前川から首里の玉御殿(王家の墓)に入れてですね、一番真中に葬ったという話です。(『ふるさとの民語 南風原町』第一集)
②沖縄本島・沖縄県島尻郡渡嘉敷村前島~一匹入れた筈の鼠が、三匹になっていた。(渡嘉敷村史別冊『とかしきの民話』)
③沖縄本島・沖縄県国頭郡宜野座村福山~昔、王様は、霊感を信じていなかった。それで、或る日、占い師に籠の中の鼠の数を聞いた。籠の中には一匹しか入れなかったのに、四匹と答えたものだから、その場で首をはねた。ところが、後で調べてみると、確かに四匹入っていた。それから王様は、自分の側に占い師を置くようになった。(『宜野座村の民話』下巻〈伝説編〉)
①沖縄本島・沖縄県島尻郡南風原町神里~部落側にお墓があるそうですがねえ。この方は木田大屋といって、首里の王様に仕えたそうですよ。そして、とても頭がきれるし、ある程度霊感があったんでしょうねえ。占いみたいようにやったもんだから、皇太子が病気なったもんだから、王様がこの人を呼んで相談したところ、方方の御嶽とか、ああいうところ拝んだら良くなるからと言って、まあその通りやったら良くなったらしい。そしたら、この方は、王様にかわいがられたので、また、別の家来たちがこの人ばっかりかわいがられるといって、悪い心を起こしたんでしょうねえ。結局、いじめて、これを死刑にしてやろうと思って、一つのねずみを箱に入れてですね、この木田大屋に箱の中を見えないようにして、「このねずみは、結局、何匹おるか」と言うと、「三匹いますよ」とこの木田が答えた。別の人たちは、、一匹入れたんだから、てっきり一匹しかいないと思った。そう言ったもんだから、王様に、「この人は、うそをつくよ。一匹しか入れてないのに三匹と言うのは。これはうそをついて人をだましている」と言ったら、王様もとても怒った。昔は、首を切る死刑場は、安謝の港にあった。そこに連れて行って、死刑にしなさいと王様から命令受けて、これが死刑場に連れていかれてから、まあ、本当かうそかと開けてみたら、このねずみは、子どもを二匹生んで、結局三匹なったもんだから、王様はそれ聞いて、「早馬で早く行って、あの死刑するのを止めなさい」と言ったが、早馬で使いが行くまでに、木田大屋は、もう首を打たれてしまってですねえ、王様はとても悲しんで、自分が悪かったと、この人をわざわざ前川から首里の玉御殿(王家の墓)に入れてですね、一番真中に葬ったという話です。(『ふるさとの民語 南風原町』第一集)
②沖縄本島・沖縄県島尻郡渡嘉敷村前島~一匹入れた筈の鼠が、三匹になっていた。(渡嘉敷村史別冊『とかしきの民話』)
③沖縄本島・沖縄県国頭郡宜野座村福山~昔、王様は、霊感を信じていなかった。それで、或る日、占い師に籠の中の鼠の数を聞いた。籠の中には一匹しか入れなかったのに、四匹と答えたものだから、その場で首をはねた。ところが、後で調べてみると、確かに四匹入っていた。それから王様は、自分の側に占い師を置くようになった。(『宜野座村の民話』下巻〈伝説編〉)
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この話には、色々な異説もあるようで、
幼少時から、超能力があった、木田大時は、
幼い頃から、若い時代まで、
自分の能力に、悩み苦しんだという、言い伝えもあります。
まさに、運命に翻弄された、木田大時。
そして、王。
玉御殿は、歴代の王の墓ですが、果たして、木田大時は本当に葬られたのか、
実は、ミステリーでもあります。
字が見えにくいものの、
玉御殿に立つ碑には、それらしい事が書いてある痕跡があります。
そもそも、玉御殿には、様々な秘密と、それにまつわる悲劇が隠れているとも言われています。
コメント、ありがとうございます。
では。
Posted by 横浜のtoshi
at 2011年09月05日 21:51

まったく、先祖からの民話、そしてそれを民話集として残してくれた人々のお蔭で、
僕が、こうして、書く事が出来るのは、まちがいのないところ。
まったくもって感謝です。
ただ、骨格調整ビーイングさんは、
お時間がある時に、そして、面白そうだと思った時に、読んで頂ければ、
それだけで、民話も喜ぶと思います。
無理して読む必要は、ありません。
楽しめる時だけで、十分です。
いつも感謝。
では。
Posted by 横浜のtoshi
at 2011年09月05日 21:44

Posted by ちいさなカレー屋さん
at 2011年09月05日 18:49

Posted by 骨格調整ビーイング
at 2011年09月05日 12:43

コメント以外の目的が急増し、承認後、受け付ける設定に変更致しました。今しばらくお待ち下さい。
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