はいさい、今日拝(ちゅううが)なびら。

沖縄ではやはり、
頑張(がんば)れ・頑張(がんば)りなさいよ」と言うより、
「ちばりよ」と言った方が、気持ちが入る。

想像するに、
「ちばりよ」は、「ちばる」の命令形から派生し、
元は「気張(きば)る」から、
来た言葉ではないかと仮説が立てられる。

気張る→ちばる

一方で、
「おどろいた」「びっくりした」の意の、
「たまげた」は、
「魂が抜けた」の意の「たましぬぎたん」から、
来た言葉ではないかと仮説が立てられる。

たましぬぎたん→たまげた

ちょうど二つの矢印は、逆になる。

これに気付いてから、随分、経つが、
色々、想像をめぐらしながら、
様々な仮説を立て、考えて来たが、
今のところ、どれもしっくりこないし、
どの思考も確証にはなかなか至らない。

学問的な一般論は、
古い時代に、日本の本土から、
琉球に日本語が伝わり、
陸続きだったために、
時代の流れのため日本語は変化し、
一方で、
奄美や沖縄は、島だったため、
古い日本語が島々に残った、
これが定説で、
簡単な概要としては、そんなものなのだろう。

ただ、個人的な考えとしては、
時代時代に、
両方の流れや、
その組み合わせによって、
日本語と琉球語は、
互いに影響し合ってきたのではないかと、
今のところは考えている。




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